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2019年9月8日:「2020年度税制改正に向けて各業界団体が「要望」発表」<税制改正>

2020年度税制改正に向けては、6月中旬頃から税制改正に対する要望や意見、建議
などを発表する業界団体が出て始めている。税理士・会計士業界では、日本税理士会
連合会、日本公認会計士協会がすでに公表しているが、他の業界団体からは、個人
事業主を中心に組織する全国青色申告会総連合を始め、法人タクシーの事業者団体で
ある全国ハイヤー・タクシー連合会、約2万社の建設企業が会員の全国建設業協会
などが要望を発表している。

全国青色申告会総連合は、青色申告を行う個人事業主に勤労所得控除を認めること
が最重点要望。個人企業や同族法人企業の社長には給与所得控除が認められており、
個人事業主と社長とでは、所得税・住民税での税負担に大きな格差があり不公平が
生じているとして、青色事業主勤労所得控除の早期実現を求めた。

それとともに、e-Taxによる申告等を行う場合には現行10万円の青色申告特別
控除を20万円に引き上げることなどを要望した。

全国ハイヤー・タクシー連合会では、保有段階で自動車税と重複課税されている
「自動車重量税」は2009年度に道路特定財源から一般財源化され、すでに課税根拠
を失っているので廃止すべきとしたほか、結婚・子育て資金の一括贈与非課税措置
の対象に、業界が推進している移動への不安を解消した24時間365日、確実に出産
ため病院等に移送できる「妊婦応援タクシー」に係る費用も含めることなどを求めた。

全国建設業協会では、電子契約書が不課税とされていることなどから紙による工事
契約に係る印紙税の撤廃を、また、人手不足を補うために導入するIT機器等は、
少額減価償却資産の損金算入限度額10万円を超えることが多いことから、30万円
未満への引上げを要望。そのほか、運用・手続き等の改善として、建設現場での
仮設現場事務所(特に設置期間が2年以内)については、法人住民税及び事業税の
課税対象からの除外を求めている。

今後、他の業界団体も、2020年度税制改正に向けて要望をまとめて発表する。

各省庁では、所管する業界の要望を踏まえて、8月末を目途に各省庁の税制改正要望
を公表する予定となっている。

池袋 税理士・豊島区 税理士として地域密着型の久米会計事務所より
http://www.kume-kaikei.com/ 

池袋 税理士,豊島区 税理士


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